バンダイから発売された自走式のロープウェイ玩具。単一乾電池3本をバッテリーケースに入れて動かします。バッテリーケースの上部にスイッチがあり、中央で停止、左右に動かすと方向が変わります。ゴンドラを吊るすビニールコーティングされているロープが付いています。1960年代後半頃の商品だと推測。ブリキ製。
日本国内でも発売されているのであろうが、自分はまだ国内販売向けの日本語が書かれている箱を見たことがない。オークションで見かけるのも海外のサイトのが断然多い。商品はCABLE CARだが、描かれている絵はモノレール的な座席で、反対側の搬器の絵を見ると運転手的な絵が描かれている。
ゴンドラの大きさは縦7cm×横18cm×幅7cm。懸垂機の高さは8cm。スイッチを入れると前後の窓に豆電球が点滅します。(あまり目立たないです。)バッテリーケースからゴンドラの底にコードが繋がっているので、あまり離れて操作する事はできない。この頃のリモコンのおもちゃは自動車などもこのタイプでした。赤の他に青も存在します。
あくまでも個人的ですが、この商品で気に入っているのがこの走行機の部分でして、昭和30年代頃のロープウェイでよく見かけた、かまぼこ型というか、丸みのあるデザインをよく再現していると思います。他のおもちゃではあまり見かけません。
付属のピンク色のロープはビニールのコーティングがしてある、昔よく洗濯物を干すロープに似た素材でできていますが、経年劣化でひび割れしていて、曲げて箱に入っていた時のクセがついていて、伸ばした時に、そこからひび割れを起こしたりして、保存状態のいいロープはきわめて少ないと思います。。古い玩具にとってゴムやビニールの部分は一番劣化しやすい欠点でもあります。