バンダイから発売された汽車とケーブルカーが動くおもちゃです。商品名は「ケーブルカー」ですが、これは「ロープウェイ」を模したモノとしてコレクションに入れてあります。単3電池2本で動く汽車がゴンドラに入ると汽車の動力で歯車が回りゴンドラが上ってゆき、到着するとゴンドラの歯車が止まり、それで押し出されるかたちで汽車がゴンドラから飛び出します。坂レールの途中にゴンドラを留めていたストッパーを外すスイッチがあり、汽車の車輪がそれを踏むとゴンドラは自重で坂を下ってゆき元の位置に戻ります。1970年代後半ごろの商品と推測。
この汽車はタカラトミーのプラレールと車輪の幅が同じなので、プラレールの線路上でも走りました。商品名は「ケーブルカー」ですが、ぶら下がって上っていくので、これは明らかに「ロープウェイ」だと判断してコレクションに加えました。古くはロープウェイの事を「空中ケーブルカー」という時代もありましたが、このおもちゃが発売されたであろう頃は、もう「ロープウェイ」という名称は定着していたはずですが。汽車がロープウェイに乗って進むという発想がすごいです。フェリーなら汽車が乗り込む事がありましたけど。幼児向けの商品なので現実味よりもギミックの面白さを打ち出したのでしょう。
搬器の大きさは縦10.5cm×横10.5cm×7.3cm。つたっていくのはロープではなくギザギザの歯が付いたプラスチックの坂レールで、これは「お山のロープウェイ」と同じです。線路の途中にはシーソーのように動くつり橋もあります。