今井科学(イマイ)の「スクールシリーズNo.5」として1964年に発売されたロープウェイのプラモデルです。パッケージの写真からもわかるように、箱根駒ケ岳ロープウェーの初代の搬器をモデルにしている。モーター内臓の発着所と2代の搬器を交走式で動かすことができる魅力的なセットである。イマイはこの他に日本平ロープウエーを模したプラモデルも発売していた。このプラモデルが発売された昭和30年代から40年代はロープウェイが日本各地の観光地で作られた時期でもあるので、当時の少年たちが心ときめかせた商品かもしれない。
緑色が発着所、赤色が搬器のパーツである。未組み立ての状態で入手したので、このまま保存してある。部品から推測すると搬器の大きさは7.5cm×4cm×高さ約3cmである。
このコレクションはイギリスのネットで入手したものですが、輸出用だったのか?説明文には日本語がなく、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、スウェーデン語の6か国語で書かれている。
このイマイのロープウェイのプラモデルについては、プラモッタさんのぷらもった1960年代国産プラモレポート(第1)に詳しく載っています。