大雪山層雲峡・黒岳ロープウェイ

 大雪山国立公園の北の玄関口で、黒岳温泉街に山麓駅があり、360度山々に囲まれた中を進んでいく。

札幌で仕事を終えた自分は次の日、札幌発のオホーツク1号で上川へ。そこで黒岳ロープウェイの山﨑さんが迎えに来てくださり山麓駅に到着。

層雲峡駅に到着。看板を見ると「Mt.Kurodake Cable Car」と書かれている。海外では「ロープウェイ」より「ケーブルカー(Aerial Cable Car)」という方が通じるのですが、日本でそういう配慮をしているところは珍しい。

建物の2階にチケット売り場と改札。混雑時でも対応できる広いロビーがある。ここも外国からの観光客が多いので、パンフレットも日本語以外に6カ国用意されていた。

ホーム内に古いプレートを発見。名称が変わっているので、そこだけプレートが新しいくなっている。

まずは10時40分発に乗車。この搬器は1986年から使われているが、何度か塗装が変わっていて、2017年の50周年の時にこのラッピングになった。1号車はブルーである。

出発して駐車場の上を通過して、最初の支柱を過ぎるとグングンと山を上ってゆく。

2番目の支柱を過ぎる前に反対側の搬器とすれ違う。急勾配なので、搬器の撮影がけっこう困難だった。

約7分で1300メートルの黒岳駅に到着。ここは山麓も山頂もフラットなホームでした。

山頂駅に到着。モダンなデザインは外国の搬器に見えるが、なんとメーカーは日本車輛です。有珠山ロープウェイの搬器とも似ているが、そちらは東急車両製。

山頂駅には売店、食堂などがあり、木彫りの実演もやっていた。

黒岳駅の外観。自分は山には興味がないので、これより先には行かず、ひたすらロープウェイを往復する。屋上が展望台になっている。この日は山頂は霧がかかっていて景色は見られなかった。

11時発下り便に乗車。2号車は緑色のラッピング。花柄がかわいい。

101人乗りなので広い車内。内装がむき出しじゃないところが国産っぽいでしょうか。

見渡す限り山で、こういう深い自然の中をぬっていくところはロープウェイならではの魅力である。秋はきっとこの辺が紅葉の見どころではないだろうか?

2番目の支柱を過ぎるとすぐ交差。撮影するのに一番集中する瞬間。ここからが急勾配になるので、かなり見下ろす感じになり撮影が難しかった。

何度か失敗もしました。自分は写真がヘタなので、これが精いっぱいでした。(笑)

山麓駅が見えてきた。ゆっくりホームに進入するところも大好きです。

さて、今回は自分のロープウェイ好きと、著書「ロープウエイ探訪」をご存知だった山﨑さんが案内してくださたったおかげで、いろんなところを特別に見学させていただく機会を得ました。

走行中はこの滑車が上下していて、ロープの張りを調節しているのがわかります。

滑車もまじかで見ると意外と大きい。

山﨑さんの案内でバックヤードツアーを堪能した後、この日はトータル5往復して、夜は黒岳温泉に泊まりだったので、最終便まで山麓駅の裏にある駐車場から観察していました。

駐車場から2号車を撮影。

黒岳温泉に一泊して次の日、5時頃目が覚めて宿の窓から外を見たら試運転が始まっていた。なんと始発が朝の6時でビックリ。駅に行くと山登りをする人で一杯。天気も昨日より良かったので、旭岳ロープウェイに向かう前に2往復楽しみました。

山﨑さんと記念撮影

訪問回数 乗車日 乗車回数
2019年7月3日 5往復
2019年7月4日 2往復