これは鉱山の作業用鉄道車両などを3Dプリントで模型を製作して紹介しているサイト「鑛鉄道(aragane railway)」のオーナーさんが自主制作した模型である。鉱山鉄道以外に「廃」なものにもご興味があるそうで、開業わずか数年で廃止になり、その後そのまま放置され、廃墟ファンの間では超有名スポットになっている奥多摩湖ロープウェーの搬器を3Dプリントで再現した製品。
模型メーカーの製品ではないですが、注文するとちゃんとパッケージ付きの綺麗で丈夫な箱に入れられて送られてくる。
これは模型キットなので、このように未塗装のパーツが入っている。塗り分けが小さくて難しそうな正面のマークは、はめ込み式なので、塗装してから組み立てれば綺麗に色分けができる。
自分は不器用で、このキットを組み立てて塗装するのは到底無理なので、その旨をオーナーさんにお伝えしたら、特別にサンプルに製作した物と交換して頂きました。1/80のHOサイズ。写真でみると3Dプリント製作であるザラザラ感などがわかりますが、肉眼では全く気にならない。
実際に吊るしてみるとかなりいい雰囲気になる。みとう号、くもとり号の2台が交差するところが再現できるのは超感激。昭和のロープウェイに一番魅力を感じる自分としては、幻のロープウェイをこうして立体的に見ることができるなんて夢にも思っていなかった。
ウィキペディアによると1962年(昭和37年)1月29日に開業、1966年(昭和41年)12月1日に休業でそのまま廃止になったそうで、ネット上では廃墟としての投稿は多いが、わずか4年弱しか運行されなかったこともあり、手に入る資料は極端に少ない。
この商品は鑛鉄道のホームページの製品情報に入手方法があります。また現在(2019年)ヤフーオークションにも出品されていて、即決価格9500円(送料別)で入手可能。この他にもトミーテックのジオコレのロープウェイに適応てきる1/150サイズ(5300円)もあります。
この模型についての紹介ビデオがあります。