情緒ある小樽の町と、海と山を同時に見渡せる、昭和レトロな搬器が魅力のロープウェイ!
2011年に初めて訪れた時は、羽田から朝6時5分発スカイマーク701便の新千歳空港行きに乗り、10時半頃現地に到着。天気予報では「曇りのち雨」だったが、幸い明るめの曇り空で、夕方4時頃に本降りになるまでに5往復楽しみ、夜の便で東京に戻った。2019年に仕事で札幌を訪れた時に8年ぶりに訪れることができ、その日も曇りであったが、時々晴れ間もあり、夜景の時間までゆっくりと楽しむことができた。
JRの小樽駅前からロープウェイまでのバスが出ている。約20分で到着。
バスを降りると目に付く看板。持って帰りたくなる。
山麓駅は飾り気のない質素な雰囲気。冬場はスキー場なので横にはゲレンデが広がる。
山麓駅の中に入るとチケット売場と洗面所がある。ここには飲食施設や売店などはない。
ここの特徴はなんといってもこの屋内型のホームである。搬器の扉とホームの扉がエレベーターのように、きっちりと合わさって出入りできるように設計されている。よってホームからは搬器が見えない。赤の扉が1号車、青の扉が2号車になる。
那須ロープウェイも同じような屋内型ホームであるが、ここのようにピッタリと横付けされるのは他に類を見ない。寒い冬場の事を考えるとお客さんに親切な配慮である。1号車は赤色の塗装で愛称「OTARU」。角がパノラミック・ウィンドーのキャビンは1979年の開業以来ずっと使用されている。
進行方向は山に向かい、出発するとゲレンデの上を通過して、しばらくすると木々の上を進んでゆく。
後ろは小樽の市街地と海が見渡せる。
山頂寄りに支柱が一基だけあり、それを過ぎると駅に到着。なんか見方によっては犬の顔にも見える。左側に展望台がある建物がある。
山頂駅の建物の中には売店、レストラン、そして小樽スキー資料館と天狗の館がある。
「展望レストランてんぐ」には窓辺にバーカウンターがあり、小樽の市街地を見下ろしながら食事などができる素敵な場所。
自分は風景よりもロープウェイの全長が見下ろせるのが魅力的で、2011年に訪れた時はオムハヤシライスを食べながらロープウェイ観察を楽しんだ。
建物の屋上は広い展望台になっていて、ここからの景色も最高。
その屋上にもロープウェイ観察スポットがあり、普通は屋根があって見えない懸垂機部分がちょうど目線の位置で見ることができる。
このはまり込んでる感じがいい。こういうアングルでホームを見下せる場所は少ない。
建物の外にも展望スポットがあり、夜はハート型のネオンが光り、記念撮影ができるようになっている。
2019年に訪れた時は、売店、レストランがある建物の下に行ってみたら、ココがまたとてもいいロープウェイ観察スポットであった。
このように山麓駅まで見下ろすこともできる。
こんな写真も撮れました。
交走式ロープウェイの定時便は10分間隔、15分間隔、20分間隔、30分間隔などが多いが、ここは12分間隔と珍しい。
山頂駅のホームもやはり屋内式で、先端が運転室のようですが、シンプルというか質素な印象を受ける。山麓行きは青い2号車「TENGU」に乗り込む。
この搬器は武庫川車輛製である。昭和のロープウェイの典型的なスタイルであるが、だんだん少なくなってきているので貴重である。
写真では目の前に広がる視界全部を納めることができないのが残念。
交差写真はちょっとピントが合わなかった。(笑)
山麓駅の方は、以前CMで流れていたヘーベルハウスのマークに似ている気がする。
2011年に訪れた時は、夕方4時頃から雨がひどくなってきたので夜景は断念。2019年の2度目の時に初めて見ることができた。
札幌や函館の夜景に比べると派手さはないが、哀愁漂う小樽という町の雰囲気があり、夜景を見下ろしながら乗る夜のロープウェイも魅力的であった。
訪問回数 | 乗車日 | 乗車回数 |
---|---|---|
1 | 2011年9月15日 | 5往復 |
2 | 2019年7月 1日 | 4往復 |