旧搬器との巡り合い

昭和30年代のレジャーブームに登場したロープウェイは開業してから50~60年経っている。鉄道が新型の車両に替えられるように、ロープウェイの搬器も現在2代目、3代目などに引き継がれているが、昭和のロープウェイを追い求めている自分としては、古い絵葉書などで見た昭和の搬器に憧れがある。しかしロープウェイは鉄道のように博物館などで保存展示されることはほとんどない。そんな状況の中、たまに空地などに旧搬器が放置されていることがあり、予期せぬ出逢いに歓喜することがある。雨ざらしになり錆びて退色している搬器を見ると切ない気持ちにもなるのだが、それでも時代を超えて実物に出会えた喜びは計り知れない。10数年前に撮影した画像もあり、すでに撤去処分された場所もあるが、記録としてここに残しておきます。


2019年09月03日