ひばり号のレプリカ

渋谷の都市開発に伴い、2020年3月末で閉店となる東急百貨店東横店で「東横デパートの思ひ出展」というコーナーが設けられ、そこにかつて存在した屋上遊戯施設のロープウェイ「ひばり号」のレプリカが展示されている。

場所は7階のエスカレーター横の一角で、デパートに関わる品々や、昔の渋谷の街の模型などが展示されており、その奥に「ひばり号」が設置されていた。

段ボール製で、正確に再現されているわけではなさそうだが、立体的に雰囲気が感じられるのは楽しい。

反対側は空洞になっており、窓から顔を出して記念撮影ができるようになっている。

ロープウェイのレプリカの横に、関田克孝氏による簡単な経歴がわかる説明文がある。わずか2年ほどで撤去されてしまったので、ネット上でも情報が少なかったので参考になった。

もうひとつ目を引いたのが、レプリカの横の壁に大きく展示してあるこの写真である。ひばり号が何かに紹介される時、決まって同じ写真が使われていたので、こんな角度の画像は初めて見た。手前の女性が立っているあたりが上の駅だろうから、全体の距離感がよくわかる貴重な画像である。

横からの画像が多いので、正面の顔?がよくわかる。上の太い支索が2本確認でき、その下にゴンドラを動かす細いえい索もわかる。ゴンドラが一台なので、たぶん折り返したえい索はゴンドラの下を通り、下の起点で折り返しているのだと推測できる。この展示は2020年1月9日から3月31日まで、渋谷の東急東横店7階で開催。

 

 


2020年01月28日