レーマン(LEHMANN)は1881年に開業したドイツの玩具メーカーで、1968年に野外でも使用可能な大型の鉄道模型で有名なLGB(Lehmann-Groß-Bahn)へと発展していきます。そのレーマン社が1927年に発売したロープウェイのおもちゃがこのRIGI795であります。ブリキ製で両側に扉があり開閉できます。中に乗客が2体組み込まれている。タコ糸のような紐で上下の滑車をくぐり搬器に取り付けてあり、下の滑車の台に小さな釘を打つ穴があり、板などに固定するか、手で押さえておく必要がある。上の滑車はどこかに引っ掛けて、下の滑車のハンドルを回して上下に走行させます。
このモデルは1945年頃まで製造されていたようで、この黄色と黒色の塗装のほかにオレンジ色と青色の塗装のも見受けられます。このRIGIはその後改良されて、モデルチェンジをしてゆき、2006年頃にLGBが倒産するころまで作られるロープウェイ玩具のベストセラーになっていきます。そして、その後に各国で発売されるロープウェイ玩具がこのRIGIシリーズをお手本にしていることがうかがえます。