有珠山ロープウェイ

昭和新山と洞爺湖を見下ろしながら上ってゆく黄色いロープウェイ!

函館で仕事を終えた自分は、次の日に東京に戻らず、延泊して有珠山ロープウェイに足を運びました。5月16日の朝6時頃にJR函館駅から洞爺駅へ向かい、そこからバスで洞爺湖温泉へ。昭和新山に向かうバスに乗り換えて到着。

山麓駅の様子。函館からの移動中は小雨も降っていてテンションが下がったが、バスを降りて山の方を見ると山頂駅が見えるので、ちょっと一安心。

山麓駅の1階は売店で、2階がチケット売場と改札口になる。天上が高く天窓からの明かりが差し込む明るい空間。

 チケット売場です。次の発車の時刻や天候などがモニターに表示されている。案内のパンフレットも数カ国後用意されていて、海外からの観光客が多い事がわかる。

 まずは11時15分発の山頂行き1号車に乗り込む。東急車輌の106人乗り(車掌を含む)。角張っているが黄色のせいかどこか可愛気がある。

車内もスッキリとしていて明るい感じがする。前後にモニターも付いている。

支柱は4本あり、1本目と2本目のスパンがけっこう長いのが特徴。

2本目の支柱の前で反対側の搬器と交差する。

進行方向向かって右側に洞爺湖が見えてきました。

4番目の支柱を過ぎるともうすぐ山頂駅。昭和を感じるコンクリート製のガッチリしたホームである。

山頂駅に到着!この搬器は1988年製。

改札を出ると半円状のホールがあり売店になっている。

山頂防災シアターでは噴火災害に関するビデオが無料上映されていて、改札が始まるまでの間、ここに座って待っている人も多かった。

 山の天気は変わりやすいのは自分も何度も経験してるが、この日も突然真っ白な霧に包まれ「ああっもう今日はダメだ」と思ったら、何ごともなかったようにきれいに晴れて視界が広がったりして、展望台からも洞爺湖を見渡すことができました。この後もまた曇って晴れてのパターンを2、3度くり返しました。

また、この展望台が山頂駅の真横にあるので、ロープウェイ観察には最高の場所でもある。

さて、12時15分の山麓行き2号車で一度下ります。

 有珠山ロープウェイの魅力はなんといってもこの独特な昭和新山の風景です。

ロープウェイの車窓からの昭和新山。

第2支柱を通過して反対側の搬器と交差。

第1支柱までの長い間に道路と大きな橋の上を通過する。

第1支柱が近付くとまもなく到着。後でこの支柱の下に行ってみる事にした。

たぶん開業の頃から変わってないであろうこの屋根の丸みも昭和感があり魅了的である。

駅に到着すると、改札とは別の出口に通され1階のおみやげコーナーに導かれるようになっている。(よくあるパターン。)

さて、気になるロープウェイグッツですが、チョロQやキティーちゃんコラボ商品以外で一番目を惹いたのがジグソーパズルでした。

今回一番ワクワクしたのが、この「ロープウェイミニ展示室」にある有珠山ロープウェイの模型です。ロープウェイがどう動くのか、その仕組みがわかるように本物と同じように動くようになっています。支索、えい索、平行索から緊張索まであって、実によくできている。

昔、神田須田町の交通博物館にあったロープウェイの模型を彷佛させるものがあり、何度も動かして楽しんでいましたが、せっかくの展示室なのに、チケット売場へ向かう時には気づきにくい場所で、戻ってきた時は下の階のおみやげ売場に出るので、気づかない人が多い気がして勿体ない。

 

 駅舎を出て、ガラス工芸館のような施設の横の道を下っていくと、ロープウェイの第1支柱の真下に行く事ができる。とくに立ち入り禁止のような柵もないので、帰りのバスの時間までしばらくこの辺でロープウェイ観察をして楽しみました。

下から見上げると迫力がある支柱。

訪問回数 乗車日 乗車回数
2017年5月16日 3往復