蔵王ロープウェイ 山麓線

秋の紅葉、冬の樹氷見物が大人気で、交走式とフ二テルの2種類のロープウェイを楽しめるのが魅力!

蔵王には3つもロープウェイがあり、行くなら泊まり掛けで全部回ろうなんていう気持ちでいた為、かえって後回しになっていた場所だが、知人がレンタカーで連れて行ってくれる事になり、ロープウェイファン13年目にしてやっと実現の運びとなった。朝5時に都心から現地に向かい、午前10時過ぎに到着。こちらで長年お仕事をしている岡崎さんが駐車場で待っていてくださり案内もしていただきました。

東京から自動車で約5時間、この看板が見えてくると目的地はもうすぐ。

そして山麓駅に到着。

チケット売場はどことなく昭和な雰囲気があり、古いロープウェイファンの自分はこれだけでワクワクする。山麓線と山頂線の両方の往復で2800円。

乗車する前に岡崎さんが事務所に飾ってある開業前のポスターを見せてくれました。これはタマラナイ!

チケット売場から細長い通路を通って2階のホームに行く。横に「36SHOP」という、お土産品と軽食の売店がある。

2階に上がると階段ホームになる。この規模のロープウェイとしては、とても広々とした余裕のあるホームだと思う。ここの特徴は、搬器が入る溝の部分が深くなっておらず、床と同じ高さになっていて、これは意外と珍しい。

まずは1号車で樹氷高原駅を目指します。

搬器は2011年に架け替えられたCWA製の50人乗り

個人的にはやはりこの階段ホームがロープウェイに魅力を感じる要素のひとつなのである。

冬場はスキー場になるので、出発すると下にゲレンデが広がる。

進行方向左手に、ほぼ平行に蔵王中央ロープウェイの路線が確認できる。

この日は蔵王中央ロープウェイは点検運休で、黄色い搬器が支柱のところで停まっていて作業をしているのが見えた。

左側のシートは上がるようになっている。スキーシーズンの混雑時などの配慮であろう。

支柱は4本あり、第2支柱と第3支柱の間で反対側の搬器と交差する。

約7分で到着!

樹氷高原駅のホーム。こういう光景が大好き。

ホーム内に涌き水が飲める蛇口がある。これは珍しい。

ホームから階段を上がると、チケット売場を備えた待合室(冬場はここで暖をとれる)があり、そのまま直進すると山頂線の駅に連絡している。

今回は特別に運転室を見学させてもらいました。

運転室の窓から見下ろしたホーム。この角度からはなかなか見ることができない。

外に出ると、冬場にスキーコースになる敷地があり、時期によっては冬以外でもリフトが動いているようです。

普通は山頂線に乗り換えて地蔵山頂駅に向かうのだが、交走式が好きな自分は2号車で蔵王山麓駅に戻り、山麓線を何往復か楽しむことにした。

若干霧が出てきた。右手に蔵王の温泉街が見える。紅葉の見ごろは終わっていたが、まだ黄色い部分が残っていて綺麗であった。

1号車と交差する辺りは紅葉する木と常緑樹との共演です。

2号支柱を過ぎると、両脇を木で囲まれたところを通過する。

ゲレンデが広がる中に駅舎が見えてきて....

蔵王山麓駅に到着。

こういうホームに向かう階段の途中から搬器が見える光景も好きなのである。

外に出てゲレンデの方に行くと、ロープウェイを観察するのに絶好のスポットがある。ホームの溝から階段とスロープが設置されている光景は珍しく、車椅子のお客さんはこのスロープからホームに誘導するそうです。ただし雪が積もると不可能なので、もうすぐ取り外すと言っていました。

ゲレンデ側から山麓駅を目の前で見ることができる。

搬器の底を観察。この溝にはまり込んでいる感じが萌える。

ゲレンデから撮影。

岡崎さんと記念撮影

訪問回数 乗車日 乗車回数
2018年11月7日 5往復