株式会社学習研究社から発行された「学研ひとりよみ図鑑・1 いろいろなのりもの」の中で紹介されたロープウェイのページです。12・5センチ×18・5センチの小さめの絵本で、48ページあり、汽車、電車、モノレール、ケーブルカー、飛行機、船、など沢山の乗物が載っています。左のページ一面に描かれているロープウェイは、色合いからして箱根ロープウェイをモデルにしていることは間違いないと思います。今までにも沢山古い絵本を見てきてますが、それらと比べると、絵がちょっと大雑把な印象を受けました。このロープウェイの描き方も実際のゴンドラより直線的で、絵に深みがないと感じたのですが、1ページ目の保護者への解説文のところに「大好きなアニメ手法の絵」と書いてあり、それでこういうタッチで描かれたのかと納得。テレビアニメなどに親しんでる子供たちに馴染みのある手法で乗物を紹介するのが目的だったようです。右ページに変わり種のロープウエイとして恵那峡ロープウェイの写真が掲載されています。これは現在は廃線で放置されたままになっています。発行年月日が記載されていないのですが、0系新幹線や他の乗物の絵から察すると1970年代頃のモノだと思います。
裏表紙にも中と同じロープウェイのイラストが載っています。(色が若干違いますけど)
学研ひとりよみ図鑑 「いろいろなのりもの」 監修 樋口健治 文 中山周平 絵 松田辰彦 当時定価 280円 発行所 株式会社学習研究社 |
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