A4サイズ(30cmX21.5cm)、16ページからなる絵本です。この絵のイラストレーターは黒崎義介氏。昭和39年頃はまさにレジャーブームで、日本中にロープウェイが作られた時代なので、子供が興味を示す乗物の一つだったのではないでしょうか?たぶんこれは実在しないロープウェイだと思いますが、ゴンドラの赤いライン、背景や奥に見える駅の雰囲気からして箱根ロープウェイを参考に描かれているように感じます。ロープウェイのイラストで一番曖昧なのが上のハンガー部分なのですが、この絵だと外側に向いているので、これだと支柱のところを通過できないです。それ以外はロープウェイの楽しさが表現されているとても良い絵だと思います。この本でロープウェイはこの表紙だけで、中は飛行機や新幹線、モノレール、遊園地のコーヒーカップなどでした。